住居

夫婦の老後の住まいを考える

老後の住まい

老後で思い浮かべるのは、定年後とかでしょうか。趣味などに使える時間も増えてそういったライフスタイルに合った住宅をかんがえたいですね。

最近では親子の二世帯で住まない家族も増えていることもあり、家の処分を考えないといけないこともあります。また、リフォームが必要であったり、子供の近くにいたいなどで引っ越しをかんがえたりと様々な事情があり何が正しいのか一つに絞れません。

この記事では、いくつかのパターンを紹介しますので参考にしてください。


老後には賃貸と持ち家どっちがいいの?

持ち家や賃貸では、どちらにもメリットとデメリットがあります「夫婦のみの場合や子どもと同居するなどによっても考え方が異なります。それぞれのメリット・デメリットについてしっかりと考えることが大切です。


『老後には持ち家という方のメリット・デメリット』

メリットは下記の4点などです

・家族構成の変化によって改築可能

・残った家族に資産として残しておける

・ローン完済後は固定費が減り担保としても使える

・ローン完済後は賃貸としても使える

などがありますが、慣れた土地なので安心できるというのも大きいですね。

空いた部屋などをリフォームして趣味の部屋にすることもできますし、事務所として使い開業などもいいかもしれません。ローン完済後は担保になりますし賃貸にして不労所得とすることもでるでしょう。

何よりも、持ち家派の方の多くが家族に資産を残すために購入される方が多いと思います。


デメリットは下記の5点などです。

・住み替えなどに対応しにくい

・先でリフォームなどの修繕費が必要

・賃貸より光熱費が高くなりがちで税金の支払いもある

・ローンよっては定年後も払わないといけない

・不動産価値が変動すると資産が変動する

などがあり、特に経年劣化による修繕費は読めないところでもあります。そして、一般的に水回りや屋根などの外壁は20年もするとメンテナンスが必要になることが多いです。

固定資産税など税金の支払いもありローンと合わさると負担が起きくなることもあります。

また、相続税が必要になり、価格変動によって価値が下がることも気になるところですね。


『老後には賃貸という方のメリット・デメリット』

メリットは下記の4点などです。

・ライフスタイルの変化に合わせやすい

・税金やローンがない

・修繕費などの費用か必要ない

・生活レベルに合わせて引っ越しができる

などがあり、収入やお仕事の状況変化に太陽しやすいことがいいという方が多いです。また、家族構成の変化にも引っ越しがしやすいことから合わせやすくなっています。

修繕費等は大家さん負担ですので必要なく、引っ越し次第では常に新しい設備を使うことも可能です。


デメリットは下記の5点などです。

・高齢になってくると借るのが難しくなる

・更新費用や家賃がずっと必要

・設備などが好きなようにできない

・都度引っ越し費用が掛かる

・払うだけで何も残らない

などがあり、掛け捨てのように何も残りません。また、高齢者には借りにくいといったこともあり老後でお考えなら早めに検討が必要ですね。


老後には一戸建てとマンションのどっちがいいの?

『老後には一戸建てという方のメリット・デメリット』

メリットは下記の4点などです。

・自由にリフォームができる

・住めなくなっても土地は家族に残せる

・自由にペットなどが飼える

・マンションに比べて近隣に騒音などのトラブルが起きにくい

などがあり、全体的に気兼ねないライフスタイルを過ごせることが多いといえます。また、老後としても慣れた土地での生活に安心感があっていいという方も多いです。


デメリットは下記の3点などです。

・階段が必要なことが多く老後の生活がつらくなることがある

・外観のメンテナンスが必要になる

・防犯対策に費用が掛かることがある

などがあり、老後のバリアフリー対策として使えない部屋ができることや、戸締りを忘れていると出入りが自由になり防犯対策は各家庭の問題となります。


『老後にはマンションという方のメリット・デメリット』

メリットは下記の4点などです。

・段差が少なくてワンフロアがほとんど

・外観などのメンテナンスをきにしなくていい

・オートロックなどで防犯対策ができており安心

・共用部分は管理組合などがやってくれる

などがあり、メンテナンス等は自分の居住スペースだけでよく、段差が少ないので老後には助かりますね。


デメリットは下記の3点などです。

・マンション管理費や修繕費が毎月必要

・老化により不動産価値が下がる

・必ず大掛かりな修繕があるとはいえない

などがあり、固定資産税とあわせて毎月の支払いが必要な点が気になりますね。


注意すべき老後のローン(住宅・リフォーム)

上記のように状況によっては老後のために増築が必要な場合や、建て直すこともあると思います。また、マンションへ引っ越すなどローンを必要とすることも多いと思います。

ローンには審査があり、現在の収入や、期間についての制限があります。


『一般的ローンの注意』

一般的に、住宅ローンは35年でリフォームローンは15年くらいが妥当といえます。また、年齢も80歳までが多く、リフォームローンに関しては75歳までとなっていることが多いです。

ローンを組むときは下記の5点をチェックしてください。

・維持費(税金・修繕積立金・火災保険等)

・返済期間(支払いをするときの収入に年金をあてにしない)

・金利(変動か固定かしっかり考える)

・親子リレー型返済(親子2世代で支払っていく方法)

などがあり、年齢や収入、家族構成に応じてしっかり考えることが必要です。


『リバースモーゲージ型ってなに?』

リバースモーゲージというのは、自宅を担保にした状態で金融機関から老後資金を融資してもらう制度です。しかも、当然に住みながらいうのが人気の理由です。返済は死後に住宅を売却して返済となるので、月々の支払いは金利のみとなります。


まとめ

老後は持ち家で一戸建てorマンションを選ぶのか、賃貸で一戸建てorマンションを選ぶかは何を選んでも、メリットとデメリットが存在します。家族構成などによりライフスタイルが違うので選ぶ基準も各家庭それぞれだと思います。各家庭のライフスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。

50代でローンを組むなら、収入が減ったときのことも考える必要があります。購入後の維持費を考慮して返済期間や金利を選択しましょう。現金を残したままリバースモーゲージ型住宅ローンを利用するのも一つの方法だと思います。

また、一般的なローンだけでなく、リバースモーゲージ型ローン・二世帯住宅型・女性向けローンなど、他にも種類があるので気になるものがあれば調べてみて下さい。

銀行やローン専門家に相談してあなたのライフスタイルに合わせたプランを紹介してくれると思います。

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いのちゃん

日本FP協会認定
2級ファイナンシャルプランナーです。
人々の幸福度を上げるべく、
くらしやお金について日々研究中!
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