人生で何度も建てられるわけではないマイホームを建てるのだから、こだわった注文住宅をお考えの人も多いと思います。しかし、希望のイメージ通りになるのか不安をお持ちの方もいるでしょう。
こんなことが気になりませんか?
注文住宅の仕組みって何?
全ての希望は叶えられるの?
注文住宅はどれくらい高くなるの?
本当に注文住宅の方がいいのか?
などが気になりますよね。
中でも『注文住宅の仕組みって何?』という疑問は、何となくは理解していても実際は注文住宅とは何かという疑問に正しく答えられる人は意外に少ないと思います。
『注文住宅とは何?』という疑問から、注文による住宅購入の意外に知られていないことも含めてメリットとデメリットを考えていきましょう。そして最後に、人生に何度もないマイホーム購入を、注文住宅で失敗しないためのポイントをお伝えします。
注文住宅をお考えの方にはどれも大切な情報ですので、最後までお付き合いください。
注文住宅をお考えの方が気になることとは?
『注文住宅なら自分の理想の形ができそう』
野球のグローブに例えると、建売は既製グローブで、注文はオンリーワンのオーダーグローブということになります。量産されている分安いですが、その人の手の感覚にぴったりかというと、そうではないのが既製グローブです。
しかし、オーダーグローブであれば手の大きさや指の長さ、ポケットの深さなどの希望を聞いたうえでグローブを作ります。なので、当然ながら形やデザインも希望通りになります。
グローブにこだわりを持っている人には、オーダーじゃないと嫌だと思う人もいます。それが一生ものであるのですからなおさらです。グローブに拘りのない人であっても、マイホームには、多くの方が少なからず何かのこだわりをお持ちだと思います。
マイホームに少しでも理想をお持ちであれば注文による住宅購入を選ぶべきだと思います。
『注文住宅は建築費がかかりそう』
自分の希望を形にするということは、特注や別注となり設計材料や工事が必要になることもあります。一般的な規格と希望が違うほど費用が高くなると思っている方も多いと思います。
あなたの希望を住宅にするのですから、特別なほど建築費は高くなることが多いです。これは当然ですが、こだわりのない部分についてはグレードを落とすこともあるというのは知らない人も多いようです。
そういうテクニックを使うことによって注文住宅は建築費をコントロールしやすいのです。
『注文住宅の方がいいの?』
将来建てるマイホームに理想や希望があるのだから、やっぱり注文住宅がいいと思ってしまいがちですが、それが正しいとは限りません。なぜなら、その理想を実現する方法は注文住宅以外でもあるからです。
建売住宅でも、ある程度自由設計に工夫されているものもありますし、中古住宅を安く購入してリフォームするという方法もあります。理想=注文という偏った考えは正しくないかもしれませんね。
注文住宅って何?
『注文住宅』の定義
注文住宅は、書いてある通り注文後に建てる住宅のことです。そのほかに新築住宅には建売という分類があります。建売はすでに設計やデザインが決まっているなど、ものによっては建てられた住宅のことをさします。注文住宅は注文をうけてから建てるので、商談のときはまだ家が存在していないことになります。
あなたの希望によって注文を出し、それに基づいて建てていくのが注文住宅であるということです。
『注文住宅と建売の違い』
先ほどお話しした通り、建売が既製品なのに対して、注文住宅とは注文の通りに建てるオーダーメイドのことです。建売と違って注文は希望が固まるまでは建築自体が始まりません。
一般的には、敷地面積が小さい住宅の場合は建売が多く、大きい敷地になると注文住宅を選ぶ傾向が多いです。それは、土地が広ければ自由度高く建てられるため、注文を選択しやすいという関係があります。
『フルオーダーとセミオーダーの違い』
注文住宅には、大きく分けて二種類ありフルオーダーとセミオーダーがあります。先ほど説明しましたが、オーダーグローブであってもフルオーダーとイージーオーダーがあります。注文にも一定の選択肢があるセミオーダーと、完全に一からの設計をしていくフルオーダーとがあります。
セミオーダーは徐々に進化しており、ある程度の理想をかなえることができることも多くなってきました。金額的にはセミオーダーのほうが安くなるため、この辺で十分良いという方は、セミオーダーによる注文住宅を選択するのもありだと思います。
そして、規格品であってもいろんな場所を変更可能な商品もあり、セミオーダーとカスタマイズの差が感じられなくなってきている面もあります。
『注文住宅だとどんな希望が可能なの?』
注文住宅で選択できるのは、住宅に関するすべての部分です。間取りや外観、使用建材、デザイン、細部も含めるとかなりの選択肢があります。住宅として問題なければ何をやってもいいということになりますが、規格にない希望は建築費用が高くなったり、工期も長くなるといえるでしょう。
注文住宅を望むのには人それぞれの理由があります。見た目が大切な方や部屋数がたくさんほしい方、機能を重視される方も多いでしょう。
これらをすべて可能にできるのが注文による住宅になります。
【まとめ】
『注文住宅がぴったりの人は?』
これらの点から、注文による住宅購入に向いている人は以下の点を大切にしたい方だと思います。
・費用よりも自分の希望を優先したい
・既製品では満足できそうにない要望がある
・今住んでいる家でとても気になっていることがある
・必ずかなえたい理想ある一方で、建築費は抑えたい
・家庭円満には、家の役割はとても大きいと考えている
この記事にお付き合い頂けた方は注文による住宅購入に興味がある方だと思いますので、上記に当てはまるという方がほとんどなのではないでしょうか。特にセミオーダーなどではだめなのか?その希望が叶えば、どんな幸せがあるのかといったことをしっかり考えていただくことで現実味のある理想が見えてくるのではないでしょうか。