最近の進学事情としましては、半数以上が大学に進学しているように思います。子供たちの将来の為に進学を考えている家庭にとって大学に必要な資金がいくらなのか興味があることですよね。
大学費用についてお話ししますので参考にしてみて下さい。
大学に必要な資金
大学によっても違いがありますが大きく分けると、国立と私立に分かれます。また、学部煮などの系統によっても異なりますが、今回はおおまかな金額にはなりますが目安として参考にしてください。
また、大学生の比率として8割近くが私立大学生ですので私立で計画する方が無難といえますね。
『初年度にかかる資金』
大学費用は4年間必要ですが初年度が入学金等の費用が入って一番高くなっています。
下記に国立と私立でお話しします。
『国立大学の場合』
国立は文部科学省によって学費の標準額が決まっていて、初年度は約82万円で、学部による違いがないといわれています。各大学に20%の増額が認められていますが増額している大学はあまり聞きません。
あくまでの金額ですが4年間で、250万円くらいです。
『公立大学の場合』
地方が設置している大学となり、地元から進学するのとそれ以外とで差がある大学が多いといえます。
地元の学生の場合約70万円~80万円
その他の学生の場合は約90万円~100万円
と言われています。
あくまでの金額ですが4年間で、260万円くらいです。
『私立大学の場合』
私立大学の特徴として各大学や学部によって大きく学費が違うことがあります。今回は文系・理系・歯科系・その他に分けて、おおまかな学費を紹介します。
項目 | 入学金 | 授業料 | 施設の設備費 | 合計 |
文系 | 23万円 | 80万円 | 15万円 | 118万円 |
理系 | 26万円 | 112万円 | 18万円 | 156万円 |
医歯系 | 110万円 | 287万円 | 87万円 | 484万円 |
その他 | 26万円 | 96万円 | 24万円 | 146万円 |
上記の表はあくまでも目安と考えてください。これ以外にも後援会費や同窓会費などがある場合もあります。
医歯系が明らかに高額なのがよくわかりますね。将来への投資と思えば安いものなのかもしれませんね。
あくまでの金額ですが4年間で、400万円~550万円くらいです。
*医歯系は6年となりますので、2,400万円くらいです。
学費以外に必要な資金
学費以外でも、入学に櫃ヨナ資金や、交通費、離れていれば一人暮らしの費用も必要となってきます。
下記を参考にしてみて下さい。
『入学までに学費外に必要な資金』
大学を受験するにも費用が必要です。できれば一校できめてほしいところですね。
受験料は国公立と私立共に3万5千円くらいとお考え下さい。
国公立の場合安くなる場合がありますし、私立のAO入試などの受験方法によって費用が違ってきますので、あくまでも大体で準備しておきましょう。
『入学後に学費外に必要な資金』
同じ大学生活でも大きく費用が分かれるのが、自宅から通うのか、一人暮らしなどによる別に生活費が必要になるかです。
一人暮らしといっても、寮がある場合とない場合など様々です。地域にもよりますが住宅費・光熱費などが余分に毎月必要になります。
大学に必要な資金を準備する方法
子供を一人大学に行かせようと思うと、数百万必要であり、医学部に進むなら6年で二千万円以上必要となります。
また、近年の傾向から授業料などは年々上がっているといえます。そうした中でどのように準備していくのか考えてみましょう。
『積み立てる』
できるだけ早くからの積み立てが一番堅実です。お子様が生まれてから毎月少しずつ積み立てていければ安心ですね。
例えば毎月2万円を18年間で、432万円貯まります。(金利は含みません)
私立大学でも理系や医歯系でなければ十分ですね。
『収入を上げる』
簡単なことではありませんが、子供の成長に合わせてお仕事の時間を増やしていけることも確かです。
例えば、幼稚園などに預けるようになったら、パートを始めてみるなど進学等のタイミングで勤務時間を増やしてみるなどあります。また、家庭でできる副業などを考えてみるのもいいかもしれませんね。
『家計費を見直す』
収入を増やすのは難しいことも多いですが、支出を抑えることはできることが多いです。よく言われるのが通信料や光熱費の見直しをお勧めします。この分野に関しては、ファイナンシャルプランナーを頼られるのがいいともいます。節約するにしても無理に何でも減らしていいわけではありません。節約ストレスになって体を壊してしまえば本末転倒です。
『奨学金や無償化制度を活用する』
親の資産や所得と学生の学力にもよりますが、入学金や授業料を免除や減額してくれる制度もあります。
また、自治体や民間企業による奨学金制度などもありますので、活用できるものを探してみて下さい。
『教育ローンの活用する』
一般的に、教育ローンは、銀行や信用金庫、国金(国民政策金融公庫)が扱っています。比較的その他のフリーローンなどに比べて金利が安くなっています。
教育ローンを受けるにも基準がありますので、そちらも必要な方はチェックしておいて下さい。
まとめ
大学進学に必要な資金としてお話ししましたが、すべてにおいて早め早めの準備や対策が有効です。準備をしすぎて困ることはありませし、余ったら老後や、マイホームの修繕費などにも使うことができます。
さらに、お子様が数人いるご家庭では、ものすごい金額になってしまい大変ですが子供たちの将来の為やれることはすべてやっていきましょう。いろんな制度がありますので、決してお金だけで諦めさせることがないようにしてあげたいですね。